絵コラム

日常の事や萌えを語ったり漫画を連載したり…

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幻創夢伝 鳳凰を追え

今週の雪の予報が外れまして、だいぶ雪が解けてきました。旦那の転勤先は未だ分かりません。もう1ヶ月きってるけど。
本当にみなさんどうやって引っ越ししてるのでしょう?引越し屋さんの予約だけは一応してますが、もちろん見積もりはまだです。もう、値段がどんなでも選ぶ余地ないですけどね。1週間くらいで一気に引っ越し準備してるのかなー。できるかな、そんなの。荷物はそんな多い方じゃないと思うけど、以外と梱包作業大変だよねぇ;;旦那はいないし。最終的には全ておまかせプランっていう手もあるが、引っ越し代が全部もらえるわけじゃないので考えてしまう…。
てか、ホテルの手配もしなければなのだった!!
あー、引っ越しめんどくさい…。

さて、今日も小説の続きでもアップして現実逃避します。
姿を消した鳳凰の行方やいかに?


幻創夢伝

鳳凰を追え

「この暗闇の中、一体何処へ!? 鳳凰は夜目が効かないというのに!!」
 青竜は心配そうに窓の外を見渡した。
「そうなのですか?」
「あやつは鳥の化身じゃからな。鳥目なんじゃ」
 玄武も頷いている。鳳凰の嘘みたいな弱点に桜は唖然とした。
「でも、この前耀都では夜でも普通に歩き回ってましたよね?」
「あそこは夜でも明るいですから。でもここは街灯も無いのに、こんな暗くなってからワザワザ出歩くなんて!」
「もしや、妖魔にさらわれたか?」
 玄武が呟いた。
「桜様じゃなくて鳳凰が……? いや、鳳凰の幻術が狙いだとするとありえますね」
 これ以上妖魔に幻術をコピーされたら厄介だし、そもそも鳳凰自身の命も危ない。皆の顔色が変わった。
「ごめんなさい、私がいたのに気が付かなくて」
「桜様は気にしないで下さい。ここは私が探しに行きます。夜ならば竜身に変化しても目立ちませんし」
 そう言って青竜は社を出ると、竜に変化して一気に空高く舞い上がった。
「私も行きます!」
 桜が布団から起き上がった。
「桜殿! そなたはここでじっとしていなされ!」
 慌てて玄武が静止したが、桜は黙々と出かける準備を整えている。
「鳳凰は私を守ってくれたのですよ。だから、今度は私が助けます!」
「桜殿、そなたは守られて当然な存在なんじゃぞ。ここは身の安全のためにもじっとしていなくては」
「分かってます。でも、嫌なんです。ただ守られるばかりで、迷惑ばかりかけて……。私だって戦いたい!」
 桜の眼はきっぱりとまっすぐだった。
「桜殿……」
 玄武はしばらく桜の顔を見つめたあと、うむ、と大きく頷いた。
「よし、分かった! では、わしも出来る限る協力するとしよう!」


 青竜が鳳凰を見つけるまで、そう時間がかからなかった。鳳凰は暗闇の森の中を走っていた。話に聞いたあの泉へ向かっている様である。
(さらわれた訳では無かったのか?)
 青竜は不信に思いながら、後ろから「鳳凰」と呼びかけたが、鳳凰は気が付かない様である。暗闇で何も見えないはずなのに、どこか一点を見つめている様だった。
(何かに憑りつかれているのか?)
 青竜は鳳凰の目の前に一気に周り込むと、人の姿に戻って通せんぼの形をとった。
「鳳凰! 止まれ!」
 鳳凰の視界に突然青竜が現れる。
 ――ドサッ
 突然目の前に青竜が現れたので、鳳凰は青竜と思いっきり衝突し、お互い尻餅をついて倒れ込んだ。
「イテテ……何やってんだお前?」
 鳳凰は倒れたままの格好で言った。
「それはこっちのセリフですっ!」
 青竜が声を荒げたので、鳳凰は一瞬驚き硬直した。青竜はさらに、こう続けた。
「こんな暗闇の中、そんな怪我をしてるというのに、一人でフラフラと何をやっているのですか!」
 鳳凰の顔色がみるみると不機嫌になってゆく。青竜はしまったと思った。鳳凰は機嫌を損ねてしまうと厄介なのだ。
「鳥目のけが人で悪かったな」
 鳳凰は立ち上がった。青竜も立ち上がる。
「そこを退けよ。俺が奴を始末しないと」
「いいえ、どきません!」
 青竜もめげない。
「奴とは、昼間の妖魔の事ですか? だったらますますあなたじゃ勝ち目がないじゃないですか」
 幻術使いの鳳凰には手ごわい相手だという事は、鳳凰自身承知していたはずなのに、何故一人で飛び出したのか。そこの部分を聞き出したいのだが、鳳凰はぎらぎらとした目で青竜を睨んでいる。 
 青竜はまたしても彼の地雷を踏んでしまった事に気が付き、とりあえずゆっくりと諭す様に言った。
「鳳凰、落ち着いてください。例の妖魔については作戦を練る必要があります。今日はひとまず帰りましょう」
 青竜は鳳凰の手を取ろうとしたが、鳳凰はそれを振り払うと言った。
「奴の狙いは俺なんだ。俺一人で始末する」
 鳳凰は軽く地を蹴るとそのまま空高く飛翔した。背中で見事な虹色の羽がはためいている。青竜も素早く後に続いた。青竜の方は竜に変化している。
(鳳凰、何故ひとりで戦う事に拘るんだ)
 青竜はもどかしく思いながら鳳凰の後をつけた。青竜が鳳凰に追い付くのは簡単なのだが、鳳凰は青竜が近付くと瞬間移動で姿を消してしまう。鳳凰は姿を消しては、また数メートル先に現われるという事を繰り返した。
青竜は、鳳凰が何処から現われるのか予想出来ずに混乱したが、なんとか鳳凰の後をつけて行った。
 そんなやりとりを何度か続けた後。 

――ゴウッ!! 
 
 突然 轟音と伴に、眼下の森の中から巨大な炎が放たれてきた。炎は鳳凰の方へめがけて飛んで来る。
(危ない!)
 青竜は電光石火の速さで鳳凰を抱えると素早く炎から遥か遠くへと逃れた。
「あなたが怪我をしたのも納得出来ます」
 鳳凰を抱えたまま青竜がつぶやいた。
「離せ!奴が現われた!!」
 腕の中で鳳凰がもがいた。
「あなた、さっき死ぬ所でしたよ!」
 青竜は厳しい口調で言った。
「今のは一人で避けられた!」
「いいえ、私が行かなきゃ死んでましたよ! さあ、引き返しますよ! あなたに勝ち目は無いんですから」
 次の瞬間、青竜の両腕に引きぎられる様な感覚が貫いた。
「痛!」
 鳳凰が思いっきり青竜の腕を振りほどいたのだ。
「俺に勝ち目が無いだって!?」
 もの凄い剣幕だ。青竜の言葉が鳳凰の怒りをさらに煽ってしまったのだ。青竜は、さっきから鳳凰の怒りを煽ってばかりいる自分がなんだか分からなくなってきた。
「あんな頭の悪そうなコピー野郎に俺が負ける訳ないだろーが!!」
 鳳凰は吐き捨てる様に言うと青竜に背中を向け、下へと直下降した。

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