絵コラム

日常の事や萌えを語ったり漫画を連載したり…

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改訂幻想夢伝

この前の続き。
次回から戦闘編突入です。
記事に拍手してくれてる方有難うです(*^_^*)

てか今気が付いたのですが、いつのまにかこのブログにInstagramの画像が投稿できるようになっているではないですか!!ええー!?携帯で使ってるからほぼ息子の写真しか撮ってないけど!
子供出来ると、携帯の中が我が子だらけになりますね(笑)写真全部現像したら大変な事になるよ(汗)

  幻創夢伝

 鈴を操るもの(3)

それと同じ時刻。
 青竜は既に眠りに就いていたのだが、突然空気がピリピリと緊張しだしたのを感じて目を覚ました。
 チリン、チリン……
 襖の向こう側から鈴の音が響いている。桜が眠っている部屋である。異様な空気は桜の部屋から流れている様であった。
 鳳凰も起き上がって襖を睨んでいた。青竜が目を覚ます少し前からそうしていた様だった。
「鳳凰、一体何が起こっているんでしょうか?」
「どうやら始まったようだな」 
 鳳凰は襖を睨んだまま答えた。やがて、カラリと音を立てて桜が部屋から出て来た。足元がふらふらとしていて、おぼつかない。目つきもぼんやりとしていて、青竜も鳳凰も見えていないようである。桜の手元で例の鈴がチリンチリンと音を立てていた。
(操られている)
 さすがの青竜も気が付いた。
「桜さ……」
 青竜は桜に声をかけて意識を呼び戻そうとしたが、鳳凰が制止した。
「このまま後をつけよう」
 青竜は少し不安だったが、ここは鳳凰の言うとおりにする事にした。桜は階段を下り玄関を出ると、そのまま夜の街を歩き出した。
「一体何処まで行くのでしょうか」
桜は外へ出てからも、しばらく歩き続けるので、青竜はますます不安になっていた。
「このまま夜通し歩かせて疲労させて殺すつもりなのでは」
「それは無いだろ」
鳳凰が冷静に応えた。ビュウと冷たい風が吹き抜けた。今夜は特に冷たい風が吹いている様に青竜は感じた。
(桜様、こんな寒い中を歩いて風邪をひかなければいいけど)
 せめて上着を着せてあげるんだったと青竜は後悔していた。
 
 やがて町はずれに古い屋敷が見えてくると、桜はその中に入って行った。二人は扉の前で立ち止まった。中からは明らかに妖魔の気配が漂っている。
「どうやら仕掛け人はこの中だな」
 鳳凰が扉を見つめながら言った。
「さて、どうする」
 桜が中にいるからには、うかつに進入する訳にいかなそうである。
 青竜は扉の下を見つめていた。古い屋敷の扉は下の方に穴が開いていて、野良猫猫1匹くらいなら自由に出入り出来そうな隙間が出来ていた。
「ここは私に任せて下さい」
 そういうと青竜は蛇の姿に変化した。
「おい、俺は?」
青竜は鳳凰を屋敷の外に置いたまま、するりと中に入ってしまった。
「まったく仕方のないやつだな」
鳳凰はひとまず青竜に任せる事にしてその場で待機する事にした。

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