絵コラム

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改訂幻創夢伝(1)

突然ですが、小説を始めます。
実は二十歳くらいの頃にちまちまと携帯で書いていた小説が未だに携帯HPに残ってまして、この前思い出して読み返してみたのですよ。
今どき高校生でももっとマシな文章書けるだろってくらい拙い文章で、読みながら恥ずかしい事この上なかったのですが、キャラ達はすごく生き生きしていて、このまま未完成のまま埋もれさせておくのが可哀そうになりました。
てか我ながら物凄く続きが気になりまして、きちんと書いてあげたい気持ちでいっぱいになったのです(笑)
あと、変な所を治したい(/_;)……と切実に思った。
読みながら、ああ、ここはこう書きたかったのね、って箇所がいっぱいあるんだもの!
今でもあまり文章に自信ありませんが、あの頃よりはマシなものが書けると思いますので!!

内容は、完全なる空想世界の本格ファンタジーです。
一応中国神話の世界をモチーフにしてますが、基本やりたい放題で突っ込みどころ満載です←
だからこそ書いてて楽しいという、完全自己満小説なのですが、興味のある方はつづきからどうぞです!

改訂幻創夢伝(1)

1.旅立ち
 
はるかはるか天上に、天界と呼ばれる世界がある。
我々が暮らす地上界を見守っている神々が住む世界だ。
そこには、皇大御神(すめらきのおおみかみ)という神様がいた。
穏やかな表情をした美しい女神で、天界に暮らす神々達を創造したとされる、すべてを統べる神様だ。

 大御神が見守る地上界は、豊な自然の恵みにに溢れて、苦しみや憎しみの存在しない、それはそれは美しくも幸せな世界だった。
所がその美しい世界に、ある時から疫病や災害などが起こるようになった。犯罪や貧困も生まれた。地上界に住む人々は苦しんだ。

 地上界に巣食う様になったそれらの苦しみは、「魔」と呼ばれた。
「魔」が広がると、それらを餌に妖魔と呼ばれる化け物が生まれた。妖魔たちは地上界の人々を襲い、ますます地上界の人々を苦しめた。

「早く魔を浄化しなくては」
 大御神は宮殿の広間で大きな鏡を見つめていた。煌びやかな衣装を身にまとった自分の姿を見ていた訳ではない。そこには地上界の様子が映し出されていた。
「近頃、急激に魔の力が増している様に感じませんか?」
 大御神は、自身の肩の上に乗っている虹色の羽をした美しい鳥に語りかけた。鳳凰と呼ばれる、非常に珍しい鳥だった。
彼女は美しいものが好きなのだ。美しい鳳凰はお気に入りでいつも傍に置いていた。
地上界においても、美しいものであって欲しかったのに、この様に魔の広がりによって汚されてゆくのは許しがたい事だった。
しかし大御神は、魔の広がりをただ傍観していた訳ではない。ある計画を考えていた。

「お呼びですか、大御神さま」
 広間にひとりの青年と、輝く金色の髪の少女が入ってきた。
青年の方は20代半ばの外見をしているが、何千年という年月を生きる天界の神の一人だった。
長い黒髪を後ろで束ね、女性の様な繊細な顔立ちをしている。
少女の方は、大御神が光の粒から生み出した巫女だった。「輝(かぐ)の巫女」と呼ばれ、生まれながらにある重要な任務を負わされた彼女の教育は、青年が任されていた。

「青竜、桜、」
 と、大御神はこの青年と少女を呼んだ。
「どうやら時が来たようです」
「時、と言いますと?」
 青竜が問いかける。
「封魔の儀です。早急に執り行う必要があります」
「ええ!?」
 青竜は戸惑った。

 封魔

 これこそが、大御神の考えている計画である。
地界に降り立ち、崑崙(こんろん)という、西方の聖地で魔を封じる術式を行うのだ。
その術式を行うために生み出されたのが輝の巫女である桜だった。

「しかし大御神様、桜様はまだ14才ですよ!?封魔の儀どころか、崑崙へだって辿り着けるかどうか…」
 青竜は戸惑いながらこう答えたが、桜はお構いなしに言った。
「分かりました。やります!」
「さ…桜様!!」
「私なら大丈夫です。崑崙への旅は四聖達がサポートしてくれるのでしょう?」
 四聖とは、青竜の他にそれぞれ「玄武」「白虎」「朱雀」と呼ばれる神々で、輝の巫女と共に封魔の儀を行う任務を負っていた。
「しかし、桜様、今天界には四聖は私しかいないのですよ?」
 青竜以外の四聖達は、地上界へ出かけていて不在だったのだ。彼らがいつ帰ってくるのかは分からない。桜の代わりに、大御神がこう続けた。
「時は一刻を争います。四聖達とは旅をしながら合流しなさい」
「では、私と桜様二人だけで旅に出ろと?」
 青竜が不安そうな顔をしていると
「では、鳳凰を貸しましょう」
 と、大御神が言った。
「鳳凰、青竜と輝の巫女と伴に地界へ行って、四聖達を探し出すのを手伝ってあげなさい」
 大御神がそういうと、肩から虹色の鳥が飛び立った。くるりと空中で1回転すると、ふわりと青竜の前に赤い髪の青年が降り立った。鳳凰が人へと変化したのだ。
外見は二十歳前後といった所で、青竜よりも少し若く見える。と言っても、鳳凰は何百年という年月を天界で過ごしていた。
「まったく、しょうがねぇな」 
 鳳凰は青竜の顔を覗き込みながら呟いた。整った切れ長の目には淡い薄緑の瞳が悪戯っぽく輝いている。青竜よりも幼さが残る顔立ちをしているが、身長はスラリと高く、人の形をした鳳凰もまた美しかった。
「ま、宮殿の中に閉じこもってるよりも面白そうだからいいけどな。そうと決まったらさっさと準備に取り掛かろうぜ」
 そう言ってから鳳凰はもう一度鳥の姿に変化すると、広間の外へと飛び立って行った。

(つづく)

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